後日
 
 山積みになった書物をバックにサボる魔王。
「魔王様。本当に…いいかげんにしてくださいよ!」
 怒鳴る四天王長にロードクロサイトは顔を上げ、少し考えるように顔を見る。
眉を寄せるローズだが、すぐにロードクロサイトの思惑に行き当たり顔を赤らめた。
 
「こっ今回は出来たらパフェを作ってさし上げますので。」
「いい。」
「じゃあ…いいお酒を。」
「いらない。」
 必死に話題を変えようとするローズにロードクロサイトはにべも無く断り、
動かしたかったらわかるな?と目で言う。
 
「まぁさすがにめんどくさがっていたらものすごく溜まったからな。
 もし今日の明け方までに出来たら……。」
 高く詰まれた書物に大きくため息を吐くロードクロサイトに、
ローズは顔を赤くしたまま過去の自分を心の中で罵る。
なんだってあの時あんな“餌”を与えてしまったのだろうか…。
 よ〜〜く考えればこうなることは予想できたのに。
  
「一日…。」
「量が多いからな。二日だ。嫌ならいいぞ。のんびりやるからな。」
 微笑むロードクロサイトに頷かざるをえないローズ。
もう二度とこの手は使わないぞと誓うローズとは裏腹に、
また暇になったらこの手を使ってやろうと考える魔王。
 
 
 調子に乗る魔王に大きくため息をつくローズだが、目には目を。
と言うことで追加を持っていくことを思いつき自分で言った期限に
出来ないよう仕向けるが、逆に自分に課せられる指示が増え、墓穴を掘ることとなっていく。
 
 ある意味一番学習しないのはこいつだな、
と隣でぐっすりと眠るシィルーズの髪をなで、抱きかかえる。
時折ローズが寝ていることもあるが、釣り“餌”としては両方とも捨てがたい。
 
 
 次第にほとんどが期限すれすれになっていく魔王に、
幼馴染のフローラがぶち切れるほどになるまで調子に乗っていくのであった。


仕事しろ





 
と言うことで、祝微エロ!
といってもどこまで出していいのかわからんのでまだ手探りです。
シィルーズはクロさんお気に入りなので、効果は抜群だったようです(笑)
ちなみに、フローラはこの関係を知らないので、普通にローズの血を飲む約束やらだと思ってますんで
ローズも連帯責任で怒られます。
クロさん、やればできる子。