天界
天界とは魔界同様地球とは別空間に存在する星の約半分を占める部分を示す。
天族が住み、天王一族が統治している。
基本的に気候は穏やか。
四季折々の風が吹くが、弱い台風が何個か通る。だけど災害級ではなく、むしろ作物にいい環境。
夏は日本の気候並に暑く湿気が多い。冬は平地に40cm以上の積雪はない。
文化は洋風。人界の西洋の行事を好む。また服装はローブや洋服。
天族
やや好戦的な種族であり、魔法は全般的に使うことができる。だが、癒しの呪文以外は極めることはできない。
治癒呪文である癒しの呪文や、回復呪文など医療呪文を唯一使える種族。
髪の色が非常にカラフルで、子は両親の色が混ざることが多い。
ただし、黒に繋がる色はいない。
やや保守的な考えが強く新しいものに対して受け入れがたい傾向にある。現在は薄れているが、老年の人々はまだ固いところがある。
信仰は特にない。翼は鳥の翼に似ており、髪の色より若干薄い色をしている。
稀に例外はいるが、急降下するには翼が耐えられない。
ラファミン
天王の宮殿の名称であり、天界の首都。
宮殿とはいえ、魔界と交流があった時代に建造されたため、洋風な城の形。
部屋数は多くなく、初めて来た人でも1ヶ月ほどで内部の様子を覚える事ができる。
大きな堀の囲まれた城と白を基本とした色合い。3階建てで、庭が広い。屋上庭園もある。
町の中は水路が通り、田畑が整っている。綺麗に清掃され、花々が咲いている。天界の人口のほとんどがここに集中している。
天王家
天界を統べる一族。代々純白に近い髪を持ち、より純白に近いものが王位継承権を与えられる。
時折癒しの力と呼ばれる絶対修復魔法を使うものが現れることもあり、現天王、ゴークの娘マリアがその力を持つ。
龍を象徴としており、それはまだ天族・魔族が友好的であった時代、両王家に力と血を分けたという伝承からである。
紋章はそのまま天界の国旗に使われ、十字は癒しの呪文から救護の意味。
羽は自由と天族を意味する。龍は龍の血を受け継いだという伝承から両王家の象徴であり、尾は元来好戦的な種族ということで武力と力を意味している。
ヴァルハラ
幹部が住む高層マンション。2フロアで一家族の割り当てとなっている50階建。
最上階だけは上にフロアがないため庭が付いているが以下の階は部屋数が多い。
今では郊外へ移り住む幹部が多いため、一般家庭に分譲も行っている。
各フロアにはエレベーターで行き来することができる。
イグドラシル
いわば天界の役所
エージェント達はここで日々仕事をしている。
地上フロアと地下が同じ数だけあり、神話の木さながらに多くの科がある。
裁判から相談所まで何でも揃っているが、此処でしか婚姻届を出す事ができない。
ナイト・ヒル
ギンクが住む魔界に最も近い岬。海風が穏やかに吹いているが、長年の波に崖が削られ、海にせり出すようになっている。
よく晴れた日には遠くのほうに魔界が見えるため、ギンク以外は誰もいない。
ドルミック滝
天界のメルジ・マウンという山の中腹部から流れ落ちる最も大きな滝。
その迫力を見るために四季を通して訪れる登山者も多い。だが、冬は雪が多く積もり、遭難者などがごく稀に出る事で危険。
メイェ・ニキ
訓練を行った森の名前。歴代の天王家が眠る神殿があり、森に蓄積された魔力により広葉樹も年中葉をつけている。
産業
主に農業で作物は一部魔界にも流れているが、それ以上の国交はない。
近未来的なものも多く造っており、エアカーは天界にしかない。
それ以外にも多くの科学的なものがある。
癒しの力
対象のもののいわば時間を戻す力。
呪文とは違い、使用者の魔力しだいでどんな力にもなりうる。
ただし適合の関係上、真の力を解放できるものがいた場合使い続けると寿命が減ってしまうなどの副作用もある。マリアは力の僅かな部分しか使えないため、特に害はない。
適合率が高いほど目の色が碧くなる。
魔界
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