「おかしくれなきゃいたずらするぞぉw」
「Trick or treat 下さい!」
「Trick or treat」
「何か・・下さい…。」
 続けざまにメデューサ、ピクシー(妖精)、宇宙人(!?)、ゾン貧にお菓子を配るローズ。
受け取った4人はそのまま別の場所に座っていた子泣き爺に突撃していく。
 
 
「Trick or treat」
 次のその言葉を言ったのは笑顔で微笑む魔王の姿・・・。
「え!?」
「違うのか?」
 突然の事で驚くローズに、ロードクロサイトは再び首をかしげる。
「いえいえ!あってますよ!」
 最後に残っていた飴を取り出すと手のひらにのせた。
「そういえばロードクロサイト様は飴初めてでしたっけ?」
「あぁ。魔界でおやつといえば焼き菓子か、生菓子、果物だったからな。」
 興味深げに飴を眺めるロードクロサイトはぽいと、口の中にいれころころと転がす。
ふと、ローズの悪戯(?) 心が刺激され、
「“Trick or treat”vvvv」
 初めての飴を興味津々になめているロードクロサイトに言うと、言われた本人はまさか言われると思っていなかったのか、驚いた表情で飴を転がすのをやめた。
「いや・・今ローズにもらった飴しか私は持っていないけが・・・。」
「じゃあ悪戯しちゃいます♪あ、悪戯いやでしたら、その飴でも良いですよvv」
 初めての飴を手放すか、悪戯をうけるか…。
悩むロードクロサイト…。
 
 
さて、どうなったかは貴方のご想像のままにww
 
 
ーおわりー

 
 


補足《メデューサ→アイアン ピクシー→キャシー 宇宙人→ポリッター ゾン貧→ウェハース 子泣き爺→パシ》
 
〜あとがき〜
 というわけで去年ブログに掲載していたハロウィン小説でございます。
ちなみにクロさんが例によってボケをかましているだけで和菓子以外にもちゃんとあります。
飴も小さい頃なめてます(笑)
ほら、よく知らない人に飴をもらってついて行っちゃだめって言うの…
言い聞かされてても普通についていくような子だったので、飴貰ったことあります。
ただ、大人になってからしばらく舐めていなかったので名前と形状を忘れているんです。
なにせ天然ですから(笑)
よいこの皆さんは決して知らない人から物をもらってはいけません☆