遥か古にディールと名乗る神ありけり。
彼のもの双子の弟いけり。弟の名、ネル。
伝うることに出でる者は龍の神ディール・時の神ネル・元凶でありし邪の女神ユーシアなり。

優しき神ネル。この者病に弱き体なり。
強き神ディール。この者力余りけり。
心弱き女神ユーシア、双方の親友にあこがれ抱きたり。

しかして、その想い邪を呼び起こしたる。
目覚めし者、邪なる神ユリシア。彼のもの、全てを欲するがゆえに同胞、
神に戦いを挑むなり。

だが、敗れしユリシア、全てを滅ぼさんと３界に降立つ。
それ阻止せんと双子の神、後を追いし。
優しき龍、ネル。ユリシアの刃にその命、燃え尽きん。

強き龍、ディール。弟愛しさゆえに心失いて一族率いて天魔界を滅ぼさんとす。
ネル、残りし力を使いて時の力両界長に分け与えん。
肉体失いしディール。ネルと共に眠りにつきたし。
邪神、混乱の種をまきし眠りにつかん。
かくして3龍眠りたり。



3龍目覚めしとき、天空より使者参られたし。
彼のもの、数奇なる運命に導かれし。
しかして友を想いし心、いかにしてユリシアに勝機見いださん。
彼のもの死する時、新なる神いずこへ生まれし。天魔界に平和訪れたり。



魔界中央総合歴史館、ＩＤ7070　遺跡名ディネル　嘆きの間イントイラより訳（嘘の土）
真実が書き記してあるはずのイラ（土）は最重要保管庫にて保管中。
非公開。


なお、イントイラにかかれたことは全て嘘ではなく、言い伝えられたものが書き記してあり、真実のイラは神が記した真実である。

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