「次は魔王との闘いです。僕とベルフェゴが旅に出て1年。ネティベルさんとポリッター君に出会い、パシさんに、エリーさんに出会い…アイアンさんとジミーさん、キャシーさんにウェハースさん…最後にジュリアンさん。みんなに出会いここまで来ることができました。いろいろ足りないこともあり、ご迷惑ばかりをおかけしましたが、これが最後の戦いです。ぜひとも、みなさんの力をひとたび僕にください。お願いします。」
3日が立ち、すっかり状態を回復させた一行は魔王城が見える最後の道のりにいた。
そこで振り向いたチャーリーに足を止めた一同はチャーリーの言葉に任せて、と目を合わせるたび力強く返答する。
「外の国が見たくて飛びだした私が、こんなところに居られるのはあなたのおかげよ。白魔道の賢者らしくみんなをサポートするわ。」
「先生に出会って、助けてもらって…。そして先生のもとでいっぱい魔法を覚えて。まだまだ経験のない僕だけど、みんなに出会ってとっても良かったです。だから精いっぱい頑張ります!」
「こんな老いぼれでも快く承諾てくれたんじゃ。最後まで一緒に戦えなくなったんじゃが、孫と祈っておるよ。」
「最初はただの好奇心だったが、城じゃ味わえない世界を見せてもらった。正体を知った後も変わらず接してくれる。どうせこの後城に戻るなら、この先暴れたくないと思うぐらいやらせてもらうさ。」
「うちジミーくんもいっしょうけんめいがんばるー!ね、ジミーくん。」
「あたしもね!全然うまくいかなくって落ち込んでいたのを誘ってもらって、いっぱいあっちこっち言って楽しかった!!だからあたしも頑張る!!」
「おっおいらは…どこにいってものけものだったのに誘ってもらえて…。こっこんなおっおいらでも役に立てばって…。もっもう剣は握れないけども、おっおいらにできることがっ頑張る。」
「私が皆さんと会うことができたのも、エリーと知り合えたことも、みんな縁があったと思います。だから、この私の拳を、力を求めてもらう限り私は絶対に倒れません。」
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